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小論文で差をつける!総合型選抜の定番科目の攻略ポイント

「小論文」とは何か?総合型選抜の定番科目に迫る

小論文は、総合型選抜・推薦入試において、高確率で課される定番科目です。

形式はさまざまですが、何より受験生の「物事を論理的に伝える能力」を見ています。これには各スキルだけでなく、何を書くかの発想力も必須です。

この記事では、受験生の頭を悩ませがちな小論文の書き方と対策についてお話しします。

形式も合わせて、惜しみなく全て教えます。

ぜひ、最後までお読みください!

目次

総合型選抜で出題される小論文の4つの型!

小論文は、単なる作文ではありません。出題形式と書き方が明確に決まっていて、大きく四つに分類することができます。

「要約とオリジナルを組み合わせる」小論文

これは、国語の文章のような要約に自分の見解を乗せるタイプの小論文です。与えられた文章からポイントやキーワードを探し出し、適切にまとめる必要があります。

「自分の見解を100%書く」小論文

簡潔に出されるテーマに対し、自身の見解を述べるタイプの小論文です。何かの社会問題について、その解決策や肯定否定などを考えて書かなければなりません。

課されるテーマについての予備知識があれば、かなり書きやすくなります。

「テーマを考察し、問題解決を試みる」小論文

一つ目と形式は似ていますが、異なる点は

「自身の見解が問題解決や改善等の形で、テーマ自体に作用するか」

という点です。

つまり単なる感想ではなく、批判や指摘となりえます。今の問題に対し、「自分が今何ができるか」といった主体的な意見が求められます。

「データ読み取り・分析」をする小論文

表やグラフから読み取れることを記述するタイプの小論文です。社会や数学の問題でもよく扱われますので、みたことがあるような問題も多くあるでしょう。

絶対やるな!小論文でやってはいけない3つのこと

「ですます」調で書く

作文のように、「ですます」を使って丁寧に書こう、と思っているならば、一旦ストップです!

学術的な文章には、書き方のルールがあります。小論文も「小」がついているとはいえ「論文」の一種ですので、問題文に指示がなくとも暗黙のルールにしたがって書く必要があります。論文の基礎基本ルールがわかる前に書き出そうとするのは絶対に避けてください。

必ず、「だ・である」調を使って書きましょう。

構成を考えずに書き出す

さて書くぞ、となった時に、なんの構成も考えずに書いたりしていませんか?

適当に成り行きで書くと、途中で脱線したり、文章が冗長になる可能性が大きいです。文の辻褄もあわなくなってきます。

試験会場で回答するタイプの小論文は、時間制限もありますので、構成は詳細でなくても構いません。書くべきことを決め、何となく順番を考えてメモしておくだけでも良いです。もちろん、事前に提出しておくタイプのものはたっぷりと時間がありますので、構成も練ってくださいね。

闇雲に添削してもらう

小論文には添削がつきもの。とりあえず担任の先生に渡して…などで満足していませんか?

「え、先生にしてもらっちゃだめなの?」

と思ったあなた。ちょっと考えてみてください。その先生、小論文を専門にしている先生ですか?採点の基準を理解して、それに基づいた評価をしてくれますか?

実際、「学校の先生と塾の先生で全然違う添削をされた」「誤字脱字しか訂正してくれなかった」という話もよく耳にします。

きちんと小論文の書き方の基礎基本をわかった人でないと、添削は効果を発揮しないのです。

小論文の対策ポイントは?

知識の引き出しをとにかく増やす

  • h3: 知識の引き出しをとにかく増やす

小論文を書くためには、とにかく知識を増やしましょう。何かお題が出されても、その関連知識がなければ月並みなことしか言えませんよね。さらに、一般的な意見しか書けないと、他の受験生との内容被りも発生します。

とはいえ、世の中にあるあらゆるジャンルの知識を入れるのは不可能に近いです。

結論、時事問題や受ける学部の出題テーマに関連するニュースや知識を存分に仕入れていくことを大事にしましょう。これなら、分野を絞って勉強ができますよね。

ここで注意点を一つ。知識を仕入れるだけでなく、その事実に対する自分の批判的見解を持っていなければなりません。「知る」と「考える」がどちらもできて初めて、小論文に通ずる材料になりうるのです。

アカデミックな文章の基本構造を覚える

文字数を気にして長ったらしく書いたり、そのせいでテーマからだんだん逸れていったり…ということは絶対に避けましょう!

論文には、型があります。

①まずは結論を簡潔に書く

②そう考えた・考えられる妥当な理由(相手を説得させにいきます。ここで、一つ前で説明した知識の引き出しが重要になります。きちんと意見を持っていないと、納得させられる根拠や例が書けないですよね。)

③再度結論を述べる(自分の意見の再確認をします)

この流れは、小論文の鉄則です。

「結論は最後まで言わずにとっておく」のような後出しは、小論文には不要です。

また、「そうとも言えるし言えない場合もある」のような抽象的かつどっちつかずな見解は絶対に書きません。その後の文章から一貫性が消えますし、そもそも「あなた個人の意見や考え方が知りたい」という試験官の意図に全く沿わないことになってしまうからです。

同じ問題を繰り返し解く

小論文作成では、解答→添削→解答修正→添削..と続いていきます。その過程で、最後に出来上がったものと最初の自分で書いたものを見比べましょう。

最後に出来上がったものは、かなり完成度が高くなっているはずですよね。では、最初に自分の書いたものには、完成したものと比べて何が足りないでしょうか?何がよくなくて、何を直すべきでしょうか?

ここを分析することで、例え問題が変わったとしても、次回以降も使える普遍的な論文スキルが身に付きます。

自分が「難しい」と感じる文章に触れる

これは例えば、国語の評論などを指します。

人間誰しも「難しそう」と思うものは、理解しようとする前から「頭良さそう…」みたいな先入観が生まれるものです。あなたにもそんな経験ありませんか?

「〜だと思う」のような語尾も「〜と考えるのが妥当である」といった語尾に変えるだけで、書いていることは同じでも何となく賢そうに見えませんか?

あとは何より、アカデミックな書き言葉に通常使われる語彙力を補うことにも繋がります。簡単な話し言葉ではなく、語彙を適切に増やし、使用しましょう。

まとめ

いかがでしたか?小論文と一概に言っても、いろんな形式があって、それに合わせた対策ができないとなかなか難しそうですよね。

記事で述べた注意点を十分に理解して、正しく対策を行ってください。

「そうは言っても、添削の知識を持った人に添削なんてしてもらえない…」

と言う人が大半でしょう。そんな時には、ぜひ、塾を活用してみてください。

情報を収集し、専門知識をもった指導者を探すことが、合格を勝ち取るには何より重要です。自分に合った戦略を練ることが、合格への第一歩となりますよ。

あなたの通う学校や近所の塾に、総合型選抜のプロはいますか。「対策ができる」と言っても、あくまでそれは一般入試対策の片手間にすぎません。

しかし総合型選抜入試も、努力と正しい対策が結果として反映される入試。つまり、適切な専門家による指導が必要なんです。

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(中級編添付)

この記事を書いた人

兵庫県神戸市出身。大阪大学入学。
大学在学中より、ライター業に携わる。
自身が在学時に得た学びも元に、教育関連メディアにて記事を執筆。
過去には家庭教師、予備校アドバイザーを経験。
文字を通して、生徒と「対話」する記事を作成。
対面で学習の悩み相談をするように、ひとつひとつ丁寧に指導。大学受験に挑む生徒を、言葉の力でサポートする。

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