11年
連続

総合型選抜・推薦入試で
過去最高実績を毎年更新中!

東京理科大学創域理工学部 経営システム工学科 総合型選抜入試 完全攻略ガイド

東京理科大学創域理工学部 経営システム工学科 総合型選抜入試 完全攻略ガイド

目次

1. はじめに

創域理工学部経営システム工学科の特徴と強み

東京理科大学創域理工学部経営システム工学科は、理系の専門知識と経営学を融合させた独自のカリキュラムが特徴です。数理的な思考力を活かしながら、生産システムやサプライチェーン、品質管理など、現代のビジネスに不可欠な知識を体系的に学ぶことができます。特に、データサイエンスやAIなどの最新技術を活用した経営工学の研究に力を入れており、多くの卒業生が製造業やITコンサルティング企業で活躍しています。研究設備も充実しており、実践的な演習や実験を通じて専門性を高められる環境が整っています。

総合型選抜のメリット・デメリット

総合型選抜のメリットは、一般選抜と比べて合格のチャンスが広がることです。書類審査や面接を通じて、数値では測れない意欲や適性を評価してもらえます。特に経営システム工学科では、数学の基礎力に加えて、問題解決能力やコミュニケーション力も重視されます。一方でデメリットとしては、準備に時間と労力がかかることが挙げられます。志望理由書の作成や面接対策など、一般選抜とは異なる準備が必要です。また、合格発表が早いため、他大学との併願戦略を慎重に立てる必要があります。

2. 総合型選抜試験の基本情報

出願条件と必要書類

東京理科大学創域理工学部の総合型選抜では、高等学校もしくは中等教育学校を卒業見込みの者、または既に卒業した者が対象となります。必要書類には、調査書、志望理由書、活動報告書が含まれます。特に注目すべきは、数学・理科の成績が評定平均値3.5以上であることが望ましいとされている点です。英語外部試験のスコアについても、CEFR B1レベル以上が求められます。出願時には、これらの書類を漏れなく準備する必要があります。

試験日程と出願期間

出願期間は例年9月上旬から中旬で、試験は10月上旬に実施されます。合格発表は10月下旬となっており、入学手続きは11月中旬までに完了する必要があります。この日程は一般選抜と比べてかなり早いため、早めの準備が不可欠です。特に推薦入試との併願を考えている場合は、日程が重複しないよう注意が必要です。

募集人員と倍率の推移

経営システム工学科の総合型選抜における募集人員は例年5名程度です。過去3年間の倍率を見ると、3倍から4倍程度で推移しており、決して低くはありませんが、一般選抜と比較すると挑戦しやすい倍率となっています。ただし、実質倍率は書類選考通過者のみでカウントされるため、実際の競争率はより高くなる可能性があります。

試験内容

試験は「書類審査」「小論文」「面接・口頭試問」の3段階で構成されています。小論文では、数学的な考え方を問う問題や、経営に関する課題について論述する問題が出題されます。面接では、志望動機や将来のビジョンに加え、基礎的な数学の理解度も確認されます。試験時間は小論文が90分、面接が一人あたり20分程度です。

アドミッションポリシー

経営システム工学科では、「数理的思考力を持ち、それを実社会の問題解決に活用したい学生」を求めています。具体的には、数学や理科の基礎学力に加え、企業経営やシステム開発に興味を持ち、論理的思考力とコミュニケーション能力を備えた人材を歓迎しています。このポリシーは出願書類や面接での評価基準にも反映されるため、十分に理解しておく必要があります。

3. 試験内容の詳細分析

書類審査(調査書・志望理由書)のポイント

書類審査では、学業成績だけでなく、課外活動や資格取得なども総合的に評価されます。志望理由書では、経営システム工学を学ぶ明確な目的と、将来のキャリアビジョンを具体的に述べることが重要です。特に、数学や情報技術への興味と、それを経営分野でどのように活かしたいかという点を明確に示すことが求められます。また、高校時代の活動と志望動機を関連付けて説明できると、より説得力のある内容になります。

小論文試験の傾向と対策

小論文試験では、数学的な思考力を問う問題と、経営に関する課題について考察する問題の両方が出題されます。過去の問題を分析すると、統計データの解釈や、最適化問題の解決方法を問う問題が頻出しています。対策としては、数学IIBまでの内容をしっかり理解した上で、経営や経済に関する時事問題にも目を通しておくことが重要です。また、論理的な文章構成力を養うため、日頃から新聞の社説などを読む習慣をつけることをお勧めします。

面接・口頭試問で問われる内容

面接では主に、志望動機、学科の研究内容への理解、将来の目標などについて質問されます。口頭試問では、数学の基礎的な概念や、統計学の考え方について問われることがあります。面接官は、受験生の論理的思考力とコミュニケーション能力を重視します。回答は具体例を交えながら、分かりやすく説明することが求められます。また、学科の研究テーマや教授陣の研究内容についても予め調べておくと、より充実した受け答えができます。

英語資格の活用方法

英語外部試験のスコアは、出願時の重要な評価要素となります。TOEIC 600点以上、英検準1級以上などが望ましいとされていますが、これらのスコアは最低ラインではなく、より高いスコアを持っていれば、それだけ有利に評価されます。ただし、スコアだけでなく、英語を使って何を学びたいかという具体的なビジョンも重要です。特に、グローバルビジネスや国際的な研究活動に関心がある場合は、その点を面接でアピールすることで、より高い評価を得られる可能性があります。

4. 合格への戦略的アプローチ

学習計画の立て方(6ヶ月前〜直前期)

6ヶ月前からの具体的な学習計画を立てることが重要です。まず、数学と英語の基礎力強化に2ヶ月程度を充てます。その後、小論文対策と並行して志望理由書の作成を始め、面接練習は出願1ヶ月前から本格的に開始します。特に重要なのは、定期的な模試や過去問演習を通じて、自身の弱点を把握し、それを克服していく計画的なアプローチです。時間管理を意識し、学習の進捗状況を常にチェックすることで、効率的な受験準備が可能となります。

教科別学習の優先順位

数学を最優先に据え、特に数学IIBまでの内容を完璧に理解することが重要です。次に英語力の向上と小論文対策を並行して進めます。小論文対策では、数学的な論述力と経営に関する基礎知識の習得を重視します。また、面接対策として、学科の特徴や研究内容についても計画的に学習を進めていく必要があります。各教科の学習時間配分は、概ね数学40%、英語30%、小論文20%、面接対策10%程度を目安とします。

志望理由書の作成テクニック

志望理由書は、「なぜ経営システム工学を学びたいのか」「なぜ東京理科大学なのか」という2つの視点から構成します。具体的なエピソードを交えながら、自身の興味や将来の目標を論理的に述べることが重要です。また、学科の特徴や研究内容との関連性を明確に示し、自身の強みや経験がどのように活かせるかを具体的に説明します。文章は簡潔で分かりやすい表現を心がけ、添削を受けながら何度も推敲を重ねることをお勧めします。

面接対策の具体的方法

面接対策では、予想される質問に対する回答を準備するだけでなく、それを自然に伝えられるよう練習することが重要です。まず、学科の特徴や研究内容、教授陣の研究テーマなどを十分に理解します。次に、自己PR、志望動機、将来の目標などの基本的な質問に対する回答を準備し、家族や先生に協力してもらい、模擬面接を重ねます。また、時事問題や経営に関する基礎的な知識も整理しておくことで、より充実した受け答えが可能となります。

5. 学科独自の対策ポイント

経営システム工学の基礎知識

経営システム工学は、数理的手法を用いて経営上の問題を解決する学問です。基本的な概念として、生産管理、品質管理、在庫管理、工程管理などがあります。これらの知識は、企業の経営効率化やコスト削減に直接関わる重要な要素です。また、近年ではデータ分析やAI技術の活用も重要なテーマとなっています。これらの基礎知識は、小論文や面接での質問に対応する際に必要となるため、書籍やオンライン資料を活用して、しっかりと理解を深めておく必要があります。

求められる数学力とその対策

数学では、特に確率・統計、線形代数、微分積分の理解が重要です。これらは経営システム工学における数理モデルの基礎となります。対策としては、まず数学IIBまでの内容を完全に理解し、その上で統計学の基礎概念や最適化問題の解法なども学習します。具体的な演習問題を通じて、経営における数学の活用例を理解することも大切です。また、グラフや数値データの解釈力も重要なので、日常的に統計資料に触れる機会を作ることをお勧めします。

学科の研究テーマの理解

経営システム工学科の主な研究テーマには、生産システムの最適化、品質管理手法の開発、経営情報システムの設計などがあります。これらの研究は、実際の企業活動と密接に関連しています。研究室ごとの特色を理解し、自身の興味のある分野を明確にしておくことが重要です。また、最新の研究動向にも注目し、学科のWebサイトや研究室訪問などを通じて情報収集を行うことで、面接での質疑応答にも役立ちます。

産業界との連携や就職実績

経営システム工学科は、製造業、IT企業、コンサルティング会社など、幅広い業界との連携があります。多くの卒業生が大手企業のエンジニアや経営コンサルタントとして活躍しています。就職実績も高く、特に理系の知識と経営の知識を併せ持つ人材として評価されています。このような産業界との強い結びつきは、学生の研究活動や就職活動において大きなメリットとなっています。面接では、これらの点も踏まえて将来のキャリアプランを説明できるようにしておくことが重要です。

6. 合格者の体験に基づく実践的アドバイス

学習時間の配分方法

合格者の経験から、1日の学習時間は平日4時間、休日8時間程度が目安とされています。朝型の生活リズムを確立し、集中力が高い午前中に数学など重要科目の学習を行うことをお勧めします。また、小論文練習は週2回程度、面接練習は出願前の1ヶ月は毎日行うなど、計画的な時間配分が重要です。疲労を考慮して適度な休憩も取り入れ、長期的なモチベーション維持を心がけましょう。

効果的な参考書・問題集の選び方

数学は「チャート式」や「キートレーニング」などの基本的な問題集から始め、徐々に応用問題に移行することをお勧めします。小論文対策には「理系小論文の書き方」などの専門書が有効です。また、経営システム工学の入門書として「経営工学の基礎」などを読むことで、専門知識の理解も深まります。参考書は量より質を重視し、1冊を徹底的に理解することに重点を置きましょう。

よくある質問と回答例

面接でよく聞かれる「なぜ経営システム工学を選んだのか」「将来どのように社会に貢献したいか」といった質問には、具体的なエピソードを交えて回答することが重要です。また、「文系的な経営学ではなく理系的なアプローチを選んだ理由」なども頻出の質問です。これらに対し、自身の経験や考えを踏まえた説得力のある回答を準備しておくことが必要です。

失敗しやすいポイントと対処法

最も多い失敗は、志望理由書の内容が抽象的になってしまうことです。具体的な経験や目標を明確に示すことで対処できます。また、面接での質問に対して一方的に長い回答をしてしまう傾向もあります。簡潔で要点を押さえた回答を心がけましょう。数学の基礎力不足も致命的な失敗につながるため、早めの対策が必要です。

7. 入学後の展望

カリキュラムの特徴

1年次は数学、物理、プログラミングなどの基礎科目を学びます。2年次からは経営工学の専門科目が増え、生産管理、品質管理、情報システムなどを学びます。3年次以降は研究室に所属し、より専門的な研究に取り組みます。実験や演習も多く、理論と実践のバランスの取れたカリキュラムとなっています。

研究室の紹介

 経営システム工学科には、多様な研究分野を扱う研究室が揃っています。例えば、生産管理や品質管理を専門とする研究室では、企業の生産性向上に役立つ技術や手法を研究しています。また、データ分析やAIを活用した意思決定支援システムを開発する研究室もあり、ビッグデータ時代に対応した最先端の研究が行われています。他にも、サプライチェーンマネジメントや経営戦略、マーケティングなど、幅広い領域をカバーしています。学生は自分の興味や将来のキャリアプランに合わせて、研究室を選択することができます。

 資格取得サポート

経営システム工学科では、学生の資格取得を積極的にサポートしています。例えば、技術士や品質管理検定、ITパスポートなどの資格取得に向けて、学科独自の勉強会や対策講座を開催しています。これらの資格は、就職活動や将来のキャリアアップに大いに役立ちます。また、学科の教員が個別に相談に乗ってくれるので、自分に合った資格取得プランを立てることができます。資格取得に必要な知識は、授業で学ぶ内容とも密接に関連しているため、効率的な学習が可能です。 

キャリアパス

経営システム工学科の卒業生は、幅広い業界で活躍しています。製造業では、生産管理や品質管理、ロジスティクスなどの分野で力を発揮しています。ITやコンサルティング業界でも、データ分析やシステム開発、経営戦略の立案など、経営システム工学の知識を活かせる職種が多数あります。また、金融機関や商社、サービス業など、あらゆる企業で活躍の場があります。学科では、就職ガイダンスや企業説明会を頻繁に開催し、学生の就職活動を手厚くサポートしています。卒業生との交流会も行われ、先輩たちの生の声を聞くことができます。 

受験直前チェックリスト

受験直前は、出願書類の最終確認が欠かせません。提出期限や必要事項の記入漏れがないか、十分に確認しましょう。試験当日は、受験票や筆記用具、時計など、必要な持ち物を事前にチェックしておくことが重要です。試験会場への交通手段や所要時間も確認し、余裕をもって到着できるようにしましょう。試験中は時間配分に気をつけ、問題文をしっかり読んで、着実に解答を進めていくことが肝心です。もし試験中にトラブルが発生した場合は、すぐに監督者に申し出て、指示に従いましょう。落ち着いて対処することが、良い結果につながります。

SS義塾には志望理由書、小論文、面接の他に学部ごとに実施される科目試験や、一般入試に向けた対策にも充実したサービスを提供しております。また、それぞれの勉強を両立するためのスケジュール管理や、志望校・併願校戦略の提案もベテランの講師が対応しております。

サクッと志望校合格を手にしたいなら

現在、日本では入試の多様化が進んでおり、一般入試での合格枠は各段に減少しています。そんなときに一般入試一本で頑張るといった入試戦略はもはや時代遅れかもしれません。かといって総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試に時間をかけすぎたために一般入試の勉強が疎かになり、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試で落ちたときに取り返しがつかなくなっていた、というケースをよく聞きます。
しかし、総合型選抜(旧AO入試)・推薦入試には少ない時間で合格を手にするためのとっておきの裏ワザがあります。SS義塾では現在、無料受験相談やセミナーにてその裏ワザを公開中です。下のボタンよりお申込みいただくとSS義塾のトップ講師が1時間無料で対応させていただきます!

無あ料受験相談に申し込む
入試攻略セミナーに参加

この記事を書いた人

無料受験相談に申し込む