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総合型選抜・推薦入試とは

何を知りたい?

  1. 総合型選抜の仕組みや概要
  2. AO入試や指定校推薦との違い
  3. 総合型選抜は併願できるか
  4. 受験までのスケジュール
  5. 求められる試験
  6. 評定平均が低くても大丈夫か
  7. 実績がなくても大丈夫か
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総合型選抜の仕組みや概要

総合型選抜(旧AO入試)は、学力試験だけでは測れない受験生の多面的な能力や個性を評価する入試制度です。
各大学が独自に設定する基準に基づき、受験生の「学力以外の要素」を重視して選考します。主に、志望理由書や活動報告書、面接、プレゼンテーションなどを通じて、学生の適性や意欲、潜在能力が評価されます。
さらに、総合型選抜では、ペーパーテストに頼らず、書類選考や面接、プレゼンテーションなどを通じて、学生の個性やスキル、活動実績が評価されます。これにより、学力試験では評価されにくいリーダーシップや創造性、社会貢献の姿勢などが重視されます。
例えば志望理由書や活動報告書で、いかに自分の強みや経験をアピールできるかが合否を大きく左右します。
自分がどのように大学での学びに貢献できるか、将来の夢やビジョンと大学での学びがどのように結びつくのかを明確に伝えることが求められます。面接やプレゼンテーションでは、コミュニケーション能力や論理的思考、表現力が試されます。自分の考えや意見を明確に伝え、面接官の質問に的確に答えることが重要です。

このように、総合型選抜では、学力試験の成績が合否に直接的に影響することは少なく、受験生の「将来性」や「大学での活躍可能性」が重視されます。多様なバックグラウンドを持つ学生が集まることで、大学全体の活気や学びの広がりが期待されていますし、一人ひとりの強みや得意分野を評価されるため、学力以外の面で活躍してきた学生にもチャンスがあります。さらに。多くの大学では、総合型選抜の合否が早期に発表されるため、早くから大学生活に向けた準備を始めることができます。

AO入試や指定校推薦との違い

総合型選抜、AO入試、指定校推薦は、それぞれ異なる選考基準と目的を持つ入試方式です。これらの違いを理解することで、自分に最適な入試方法を選択することが重要です。

  1. 総合型選抜(旧AO入試)
  2. 総合型選抜は、学力試験に加えて「志望理由書」「活動報告書」「面接」「プレゼンテーション」など、学生の多面的な能力や個性を評価する入試方式です。大学ごとに設定された独自の基準に従い、学力試験以外の評価項目が重視されます。

  3. AO入試(アドミッションズ・オフィス入試)
  4. AO入試は、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に基づいて選考される入試です。書類審査や面接を通じて、学力試験以外の要素が評価されるため、志望理由や個人の活動実績が重視されます。総合型選抜と同じ仕組みが用いられることが多いですが、大学によって異なる部分もあります。
    ちなみに、総合型選抜とAO入試はほぼ同一のものと解しても差し支えありません。

  5. 指定校推薦
  6. 指定校推薦は、特定の高校から推薦された生徒が受験できる入試方式です。推薦される生徒は、通常その高校の成績上位者や学校活動での評価が高い生徒に限られます。推薦を受けた生徒は、大学側で指定された基準を満たしていれば、合格する可能性が非常に高くなります。

総合型選抜は併願できるか

総合型選抜は、多くの私立大学や国公立大学で併願が認められています。総合型選抜で1校受験しながら、他の大学の一般入試や推薦入試を並行して準備することができます。
一部の大学では、総合型選抜での出願が専願扱い(その大学に合格した場合、必ず入学するという約束)になることがあります。この場合、他の大学の受験はできなくなりますので、出願前に各大学の募集要項を確認することが重要です。さらに、併願可能な場合でも、合格発表後に手続きを進める際に注意が必要です。総合型選抜で合格した場合、一般的に早期に入学手続きを行うことが求められます。万が一他大学の合格を待つ場合は、入学金を先に納めなければならないこともあります。

受験までのスケジュール

総合型選抜は一般入試と比べて試験日が早いです。そのため、一般入試と比べて約半年早く対策を本格化させる必要があります。
SS義塾が推奨するスケジュールを下記に記載しているので、ぜひ見てくださいね。

  1. 高校2年生 8月〜12月:情報収集・志望校選び
  2. ・大学の選定

    志望校の総合型選抜に関する情報を集めます。各大学の募集要項を確認し、求められる書類や試験内容、日程を把握しましょう。総合型選抜は大学ごとに基準が異なるため、早い段階で準備を始めることが重要です。

    ・自己分析・志望理由の明確化

    自分の強みや将来の目標を整理し、志望理由書のベースを作ります。自分の経験や目指すキャリアをどのように大学で学びに結びつけるかを考えます。

  3. 高校2年生 1月〜3月:興味学域の徹底的なインプット
  4. 自分が興味を持った学域やテーマについて専門家レベルになれるよう徹底的にインプットします。このインプットが書類や面接での受け答えにつながる重要な厳選となります。

  5. 高校3年生 4月〜7月:書類準備・対策スタート
  6. ・志望理由書の作成

    志望校に提出する志望理由書や活動報告書を作成します。何度も見直しや修正を行い、自己アピールがしっかりできる内容に仕上げましょう。

    ・活動報告書の準備

    課外活動やボランティア活動など、自分が行ってきた取り組みを整理し、具体的な成果や学びをまとめます。

    ・面接・プレゼンテーション対策

    面接やプレゼンテーションがある場合は、模擬面接や練習を繰り返し行い、自信を持って自己アピールできるように準備します。

  7. 高校3年生 8月〜9月:出願・試験対策の最終確認
  8. ・出願準備

    各大学の出願期限を確認し、必要な書類(志望理由書、活動報告書、推薦書など)を整えます。記載漏れや誤字脱字がないかの最終チェックを行い、提出します。

    ・書類審査の対策

    書類審査がある場合は、提出した書類の内容を深掘りし、面接で質問される可能性のある点を予想して準備を進めます。

  9. 高校3年生 10月〜11月:試験・面接
  10. ・面接やプレゼンテーション

    面接やプレゼンテーションの試験に備え、模擬試験やリハーサルを繰り返し行います。本番では、落ち着いて自分の意見や考えを伝えられるようにすることが大切です。

    ・試験日程に応じた準備

    各大学の試験日程に合わせて、最終的な調整を行います。

  11. 高校3年生 11月〜12月:合否発表・進路決定
  12. ・合否発表

    合否は、一般的に試験後数週間以内に発表されます。合格した場合、大学によっては早期に入学手続きを進める必要があるため、手続きを確認しましょう。

求められる試験

総合型選抜は、多くの私立大学や国公立大学で併願が認められています。総合型選抜で1校受験しながら、他の大学の一般入試や推薦入試を並行して準備することができます。
一部の大学では、総合型選抜での出願が専願扱い(その大学に合格した場合、必ず入学するという約束)になることがあります。この場合、他の大学の受験はできなくなりますので、出願前に各大学の募集要項を確認することが重要です。さらに、併願可能な場合でも、合格発表後に手続きを進める際に注意が必要です。総合型選抜で合格した場合、一般的に早期に入学手続きを行うことが求められます。万が一他大学の合格を待つ場合は、入学金を先に納めなければならないこともあります。

  1. 書類審査
  2. ・大学の選定

    自分がなぜその大学・学部を志望するのか、将来の目標や大学での学びと結びつけて具体的に書きます。

    ・活動報告書・自己推薦書

    高校時代の学業以外の活動(部活動、ボランティア、趣味など)や、自分の強みをアピールする書類です。

    ・調査書(成績証明書)

    高校での成績や出欠状況、学校での評価が記載されたものです。

  3. 面接
  4. ・個別面接

    面接官との1対1、または複数人との面接で、志望動機や将来の目標について質疑応答が行われます。論理的思考やコミュニケーション能力が試されます。

    ・集団面接

    複数の受験者が一緒に面接を受け、グループでのディスカッションや自分の意見を述べる場面もあります。

  5. プレゼンテーション・課題型試験
  6. ・プレゼンテーション

    指定されたテーマや自身の研究・活動実績に基づいてプレゼンを行い、発表力や論理的思考を評価されます。

    ・課題型試験

    事前に与えられた課題に基づいてレポートやプレゼン資料を作成し、その内容をもとに評価されることがあります。特定の学問分野に関する課題が出されることもあり、受験生の関心や専門性が評価されます。

  7. 小論文・レポート
  8. ・小論文試験

    社会問題や学問に関するテーマについて、自分の意見や考えを論理的に述べる力が求められます。テーマは事前に提示される場合や当日に発表される場合があります。

    ・レポート提出

    自己研究や活動に基づいたレポートを提出し、特定分野の理解や探究力が評価されることもあります。

  9. 学力試験(場合によっては実施)
  10. 総合型選抜では学力試験が重視されない場合が多いですが、一部の大学や学部では、基礎学力を確認するために小論文や基礎的な筆記試験が課されることもあります。
    特に医療系や工学系など、専門性が必要な学部ではこの傾向が強いです。

  11. グループディスカッション
  12. 他の受験生とテーマに基づいた討論を行い、協調性や発言力、リーダーシップを評価されます。議論の進め方や意見のまとめ方が重要です。

    総合型選抜では、学力以外の能力を測るために多様な試験が行われます。特に、面接や小論文、課題型試験などで自己アピールや論理的思考が求められます。各大学・学部で異なるため、しっかりと準備が必要です。

評定平均が低くても大丈夫か

総合型選抜では、評定平均が他の入試方法に比べて重視されにくい傾向がありますが、それでも大学や学部によっては一定の評定平均を求められることがあります。しかし、評定平均が低い場合でも、次のポイントをしっかり押さえることで、十分に合格のチャンスを掴むことが可能です。

  1. 評定平均以外の強みをアピール
  2. 総合型選抜では、学力試験以外の個性や経験、意欲が評価されます。評定平均が低くても、他の部分で大きくアピールすることができれば評価される可能性があります。具体的には、以下のような要素が重要です。

    志望理由書で、大学で何を学びたいのか、そのためにどんな準備をしてきたのかを具体的に伝える。活動報告書で、学校や地域での活動、ボランティア、部活動、アルバイトなど、自分の実績や経験をしっかりアピールする。面接やプレゼンテーションで、自分の将来のビジョンや意欲を伝え、学問への熱意や社会貢献への意識をアピールする。

  3. 自己成長のストーリーを伝える
  4. 評定平均が低くても、それを克服しようとした努力や成長の過程をアピールすることが効果的です。例えば、高校生活の中で学習に対する姿勢がどのように変わり、今後どのように学びを活かしていきたいかを具体的に伝えることができます。

  5. 総合型選抜における書類・面接の重要性
  6. 総合型選抜では、書類審査(志望理由書・活動報告書)と面接が合否に大きく影響します。評定平均が低くても、これらの要素で自分を効果的にアピールできれば、十分にカバーできます。特に、大学が求める学生像(アドミッション・ポリシー)に合致する意欲や適性を示すことが重要です。

  7. 特定の大学や学部の基準を確認
  8. 一部の大学や学部では、総合型選抜においても評定平均が一定基準に達していることを条件にしている場合があります。そのため、出願前に各大学の募集要項を確認し、もし評定平均が求められている場合でも、他の部分で補強できるかどうかを検討しましょう。

実績がなくても大丈夫か

実績がなくても、総合型選抜で合格することは可能です。実績はあくまで「目に見える成果」ですが、総合型選抜では、あなたの潜在能力や意欲、そして将来の可能性が重視されます。たとえば、**「今までの経験」**が大きな成果につながっていなくても、それをどう活かして将来に向かうのかをしっかり伝えることで、高評価につながることがあります。

  1. 実績は「種」であって「花」ではない
  2. 実績は、結果や成果を表す「花」に例えられるかもしれませんが、総合型選抜では、まだ「種」の状態でも評価されます。大切なのは、その種をどう育て、どんな花を咲かせようとしているのかをしっかりと説明できるかどうかです。たとえ目に見える実績がなくても、これまでに学んだことや体験したことが、どのように将来に活かされるかを志望理由書や面接で伝えることが重要です。

  3. 意欲やビジョンをアピール
  4. 実績が少ない場合でも、将来の目標や意欲を明確に示すことが非常に大切です。たとえば、「今はまだ道の途中にいるが、この大学でどのようなことを学び、それをどう活かして社会に貢献したいか」を具体的に伝えることができれば、実績に劣る部分を補うことができます。

  5. 努力のプロセスを伝える
  6. 実績がないというのは、「結果がまだ出ていない」ということですが、努力のプロセス自体も評価の対象になります。たとえば、「自分がどのように課題に取り組んできたか」、「どんな工夫や挑戦をしてきたか」を伝えることで、ポテンシャルが評価されます。総合型選抜では、結果だけでなく、過程や姿勢も重要視されるのです。

  7. 自分の強みを別の角度でアピール
  8. 実績が具体的にない場合でも、個性や強みを違う角度でアピールすることができます。たとえば、コミュニケーション能力や問題解決力、挑戦する姿勢など、学業以外の部分でも大きく評価される可能性があります。こういった「隠れた強み」を活かすのも総合型選抜の魅力です。

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