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志望理由書のテーマをもっと学ぼう!総合型選抜攻略講座 テーマ編①

他では教えてくれない、志望理由書のテーマ決めの全てがここに

みなさん、ようこそ。

この記事を読んでくださるみなさんは、もうすでに志望理由書の対策を始めていることと思います。(もし、まだだよ!という方がいたら、必ずこちらの記事から読んでください!→一般論)

世の中にある、たくさんの志望理由書対策。でも、知りたいのはそんなことじゃない!

もっと深く、もっと詳しく、もっと厳しく。他の受験生と圧倒的に差をつけるテクニック、知りたいですよね。

この記事では勉強熱心なみなさんのために、私たちSS義塾がもつ志望理由書のテーマ選びの極意をお伝えします。

覚悟はいいですか?ぜひ、最後までお付き合いください!

目次

テーマ決めの前に注意したいこと

テーマは「探す」「深堀る」「探究する」のステップが重要です。

以下で、そのプロセスを解説しますね。

自己分析より他己分析、自問自答より人との対話

テーマを探すには、自分の興味関心や得意を探すことから始めます。

以前の記事で自己分析の方法をいくつも紹介しました。覚えていらっしゃいますでしょうか?

でもこれ、実際にやってみると結構難しいんですよね。だって、自分の思う自分は、本当の自分かどうかわからないから。

自信を持ってできる方は全然問題ないんですが、実際、自分ではそう簡単にできないんです。

では、どうするのか?

正解は、前記事で少し触れた「他己分析」を一番最初に行うことです。そうして、客観的にみた自分を知ってから、いろんな自己分析方法を試してください。

まずは人に意見をもらう、それを素直に受け入れる。この二点を大事にしましょう。総合型は尖った人が欲しいんでしょ?とか思われがちですが、プライドだけ先行しても意味がありません。学びに適性がある人というのは、アドバイスや指示をきちんと受けられる人です。

全てを我流で行うのは、絶対にやめましょうね。

先行研究の有無を確認する

自分が思いついたテーマに、先行研究があるのかどうかを確認しましょう。なぜなら、一学生がなんの参考もなしに一から正当な研究をすることは不可能だからです。必ず、知識をつけることが必要です。

ただし、論文ならなんでも良いというわけではありません。先行研究の質も、かなり重要なポイント。

その論文、一体誰が書いたものですか。オンライン上で検索すれば、実は大学の学部生が書いた研究もたくさん出てきます。もちろんそれがダメというわけではないのですが、見極めはかなり難しくなりますね。

これが、教授が書いてるものであればどうでしょう。そのテーマに精通した専門家の書いたものですから、一気に信憑性は跳ね上がります。

分析対象と分析装置を決めよう

「分析対象」とはテーマのこと、そして「分析装置」とはテーマの分析方法のことです。

分析対象であるテーマが決まったら、次に研究の手法を探ります。どのように分析するのか、ということです。これは、先行研究から方法論を探りましょう。

「この学問領域では、どんな手法で研究がなされているのかな」という傾向をつかむことができたらパーフェクト。

これは、論文の結論を見るだけでは得られないものなので、必ず研究のタイトルや要約に注目してください。

間違っても勝手に「これを使って研究しよう!」と自己流で方法を考えるのはやめてください。それが、テーマの実証に適切な手法である可能性は限りなく低いからです。

選んだテーマは適切?チェックリスト

分析対象の細分化はできているか

前の記事であげた例を、もう一度見てみましょう。

「地元の復興をしたい」

などであれば、自分の住んでいる地域に細かくフォーカスして

「〇〇という地域のこんな興業があって、これをSNSを使って〇〇向けに発信したい」

このように、テーマに要素を足して細かくする作業が必要です。

テーマを絞り込む際には、先ほど述べた「分析装置」を考えて絞りましょう。

どのような切り口で、どのような観点から論証するのか、ということです。

参考文献の中で参考にできる方法がないかどうか、見てみても良いでしょう。

テーマの意義はあるか

あなたの選んだテーマにはどのような意義がありますか?そのテーマを研究することによって、どんな利益がもたらされるでしょうか。

社会貢献でなくても構いません。その先、大学で学ぶことにつなげるのも重要です。

全てを小論文内で研究してしまう必要はありません。志望校入学後、今回の小論文に書いたテーマを生かしてできる研究があるのなら、それも立派な意義となりえます。

ただの趣味になっていないか

「好き」を勉強していい、とは、いろんな記事でお伝えしてきました。ただ、あくまでも勘違いしないで欲しいのは、小論文は単なる遊びの感想文ではないということです。

そのテーマがアカデミックかどうかは、検討しなければなりません。

例えば、「この漫画が好きだから、なんでこんなに面白いのか検討しよう!」みたいなものは、そもそも論文になりえません。だって、人の考える「面白い」という感情は抽象的すぎて、そう簡単に測れるものではないから。もちろん、マーケティング的観点から考えれば売り出し方は考えてあるのかもしれませんが、そこを一から考えるとなると、高校生には難易度が高すぎます。検討すべき要素が曖昧で、かつ多すぎるんです。

とはいえ、

「何が良いテーマでだめなテーマなのか、わからない…」

という人も多いでしょう。実際、大学生でも「それって論文なの?」みたいな卒業論文を書いている人は非常に多いです。そのくらい、テーマ選びは難しいんですね。

具体例をあげるとすると、以下のようなものがよくない例に当てはまります。

・テーマパーク(企業戦略なんてわかりきっている)

・政治(現時点ではっきりとした正解を出すのは不可能)

・SNS(媒体が抽象的すぎて論文になりえない)

・流行(なぜ人気があるのか、を調べてどうするのか&答えが簡単に出る)

一つ方法があるとすれば、先程述べた「質のいい先行研究や論文がどの程度存在するか」を調べましょう。全く先行研究が存在しないか、もしくは数個しかない場合、それは学問的研究になりえない可能性が大きいです。

ただし、テーマ自体が新しくて先行研究がないという場合もあります。そのケースなら上手に論証できると、かなり良いものになりそうですね。ただし、相当難易度が高いため、それなりの覚悟がある人以外はおすすめしません。

まとめ

いかがでしたか?難しいことや、あなたにとっては耳が痛いこともたくさんあったかもしれませんね。しかしこれを全て読んだ今、あなたは他の受験生よりも圧倒的に優位な立場にあります。

今日お伝えした内容をしっかりと記憶して、妥協せず、しっかりと出発点を作ってください。良いテーマは、全ての試験に通ずる力となります。

そして、さらに対策を重ねていきましょう。情報を収集し、専門知識をもった指導者を探すことが何より重要です。

自分に合った戦略を練ることが、合格への第一歩となりますよ。

あなたの通う学校や近所の塾に、総合型選抜のプロはいますか。「対策ができる」と言っても、あくまでそれは一般入試対策の片手間にすぎません。

しかし総合型選抜入試も、努力と正しい対策が結果として反映される入試。つまり、適切な専門家による指導が必要なんです。

SS義塾では、総合型選抜入試を専門にし、各分野の専門家が受験生を全力サポート。無料説明会も実施しています。

ぜひ、私たちにお話を聞かせてください。多くの受験のプロが、あなたに合った対策とサポートを全力で行います。

まずは無料でお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

兵庫県神戸市出身。大阪大学入学。
大学在学中より、ライター業に携わる。
自身が在学時に得た学びも元に、教育関連メディアにて記事を執筆。
過去には家庭教師、予備校アドバイザーを経験。
文字を通して、生徒と「対話」する記事を作成。
対面で学習の悩み相談をするように、ひとつひとつ丁寧に指導。大学受験に挑む生徒を、言葉の力でサポートする。

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