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 【完全ガイド】共通テスト利用型の総合型選抜・公募推薦の特徴と攻略法

 【完全ガイド】共通テスト利用型の総合型選抜・公募推薦の特徴と攻略法

目次

1. 共通テスト利用型選抜の基本

 共通テスト利用型の特徴と種類

共通テスト利用型の総合型選抜・公募推薦は、従来の書類審査や面接に加えて、共通テストの得点を合否判定に利用する入試方式です。近年、特に国公立大学を中心に採用が増加しており、2024年度入試では全体の約60%の大学が導入しています。この方式の特徴は、客観的な学力評価と多面的な評価を組み合わせることで、より公平な選考を実現している点です。利用方法は大学によって異なり、得点を出願資格として使用する場合と、選考の一部として活用する場合があります。

 単独型と併用型の違い

単独型は共通テストの得点のみで合否を判定する方式で、主に私立大学で採用されています。一方、併用型は共通テストと個別試験(面接・小論文など)を組み合わせた方式で、国公立大学や難関私立大学で多く見られます。例えば、東北大学のAO入試Ⅲ期では、共通テスト(配点400点)と面接(配点100点)を組み合わせた併用型を採用しています。併用型は総合的な評価が可能ですが、準備の負担も大きくなります。

 従来型との比較メリット

共通テスト利用型のメリットは、一般選抜と比べて合格のチャンスが広がることです。特に、一般選抜での個別学力試験が苦手な受験生にとって、共通テストの得点を活かせる有効な選択肢となります。また、従来の総合型選抜と比べて、学力の客観的評価が加わることで、合格後の学習についていけるかという不安も軽減されます。さらに、複数の入試方式を併願できることで、合格の可能性を高められます。

2. 出願から合格までのプロセス

 ①必要書類と準備

出願に必要な書類は、共通テスト出願票のほか、志望理由書、活動報告書、調査書などです。事前の準備としては、まず共通テストの出願(9月下旬締切)を忘れずに行うことが重要です。志望理由書は、共通テストでの目標得点も含めた具体的な学習計画を示すことが求められます。活動報告書では、高校時代の活動実績に加え、その活動と志望学部での学びとの関連性を明確に示すことが評価のポイントとなります。

 ②選考方法の詳細

選考方法は大学によって異なりますが、一般的に共通テストと個別試験の組み合わせで評価されます。共通テストは基礎学力の証明として位置づけられ、多くの大学で合否判定の50-70%を占めます。個別試験では、面接や小論文を通じて、志望動機や専門分野への適性が評価されます。例えば、医学部では面接重視、工学部では数学の記述試験を課すなど、学部の特性に応じた選考が行われます。

 ③合格基準の理解

合格基準は大学・学部によって大きく異なります。共通テストの必要得点は、一般選抜と比べて若干低めに設定されることが多く、例えば、私立大学の場合、一般選抜の8割程度の得点で合格圏内となることもあります。ただし、併用型の場合は、共通テストと個別試験のバランスが重要で、どちらかが極端に低いと不合格となるケースが多いです。合格するためには、志望大学の過去の合格者データを分析し、具体的な目標得点を設定することが重要です。

3. 効果的な対策方法

 共通テスト対策のポイント

共通テスト対策では、まず基礎的な学習内容の定着が重要です。特に、記述式問題や実験・観察に関する問題など、共通テスト特有の出題形式に慣れることが必要です。対策としては、過去問演習に加えて、実際の試験時間を意識した模擬試験形式の演習を定期的に行うことが効果的です。また、マークシート方式の特性を理解し、時間配分や解答戦略を立てることも重要です。

 併願戦略の立て方

併願戦略では、共通テストの得点を複数の入試方式で活用することが重要です。例えば、第一志望校は総合型選抜、第二志望校は共通テスト利用型、そして一般選抜も併願するなど、複数の可能性を確保します。また、出願時期が異なる大学を組み合わせることで、合格のチャンスを最大化できます。具体的な併願パターンを早めに決定し、それに応じた準備を計画的に進めることが成功の鍵となります。

 時期別の準備計画

準備は1年前から計画的に進めることが推奨されます。1年前からの基礎固め、半年前からの志望理由書作成、直前期での総仕上げという流れで進めます。特に、共通テストの対策と個別試験の準備を並行して行う必要があるため、時間管理が重要です。また、定期的な模試受験を通じて、進捗状況を確認し、必要に応じて計画を修正することも大切です。

4. 学部・大学別攻略法

 国公立大学の特徴と対策

国公立大学では、共通テストの比重が高く、通常60-70%の配点があります。また、二次試験として面接や小論文が課されることが多いため、両方の準備が必要です。特に、面接では志望理由や学習計画についての具体的な説明が求められます。対策としては、共通テストで安定した得点を確保しつつ、志望学部の特色や研究内容についても深く理解しておくことが重要です。

 私立大学の傾向と対策

私立大学は、共通テストの利用方法が多様です。単独型では高得点が求められますが、併用型では面接や小論文との組み合わせで総合評価されます。特に、難関私立大学では、共通テストの得点に加えて、課外活動や特別な才能なども重視されます。対策としては、志望大学の入試方式をよく研究し、自分の強みを活かせる方式を選択することが重要です。

 学部別の注意点

学部によって重視される科目や評価基準が異なります。例えば、理系学部では数学と理科の得点が特に重要で、文系学部では国語や英語の比重が高くなります。また、医学部では面接での評価が重視され、芸術系学部では実技試験との組み合わせが一般的です。志望学部の特性を理解し, それに応じた対策を立てることが必要です。

5. スコアアップのテクニック

 科目別の得点アップ法

各科目での得点アップには、それぞれの特性に応じた対策が必要です。英語では長文読解の速読訓練、数学では基本問題の徹底理解、国語では実践的な読解トレーニングなど、科目ごとの効果的な学習方法を確立することが重要です。また、頻出分野を中心に、効率的な学習計画を立てることで、限られた時間内での最大限のスコアアップを目指します。

 模試の活用方法

模試は単なる得点確認だけでなく、時間配分の練習や弱点発見のツールとして活用します。特に、共通テスト形式の模試では、本番と同じ条件で練習することで、実践力を養うことができます。また、模試の結果分析を通じて、苦手分野を特定し、効果的な対策を立てることも重要です。定期的な模試受験により、着実な実力向上を図ります。

 直前期の追い込み方

直前期は、既習内容の総復習と弱点補強に重点を置きます。新しい範囲に手を出すのではなく、確実に得点できる分野の完成度を高めることが重要です。また、本番を想定した時間配分の練習や、マークシート方式の演習も欠かせません。ただし、過度な詰め込みは逆効果となるため、適切な休息も取りながら、ベストコンディションで本番に臨める状態を維持します。

6. 成功のためのスケジュール管理

 長期学習計画の立て方

1年間の学習計画は、共通テストまでの期間を大きく3つに分けて管理します。まず基礎期(4-8月)で基本的な学習内容の定着を図り、発展期(9-11月)で応用力を養い、完成期(12-1月)で総仕上げを行います。この間、定期的な模試受験を通じて進捗を確認し、必要に応じて計画を修正します。個別試験の準備も並行して進め、バランスの取れた学習を心がけます。

 科目別の時間配分

科目別の学習時間は、志望学部の配点比率や自身の得意不得意を考慮して決定します。例えば、理系志望者は数学と理科に重点を置き、文系志望者は国語と社会に多くの時間を配分します。ただし、共通テストでは基礎力が問われるため、苦手科目の学習時間も確保することが重要です。週単位で学習計画を立て、各科目の学習時間を確実に確保します。

 模試と本番の使い分け

模試は本番の練習として位置づけ、時間配分や問題の取捨選択など、実践的なスキルを磨く機会として活用します。特に、共通テスト形式の模試では、本番と同じ条件での演習を心がけます。模試の結果は詳細に分析し、弱点の発見と対策に活かします。本番に向けては、これまでの模試での経験を活かしつつ、より確実な得点を目指す戦略を立てます。

7. まとめ:合格への戦略的アプローチ

 チェックリストの活用

準備から本番までの過程を細かくチェックリスト化し、計画的に進めることが重要です。共通テストの出願、志望理由書の作成、模試の受験など、重要なイベントを漏れなく管理します。また、学習面でも、各科目の進捗状況や弱点の克服状況をリスト化して管理することで、効率的な準備が可能になります。

 得点管理の方法

模試や演習での得点を科目別・分野別に記録し、推移を把握することで、効果的な対策を立てることができます。特に、共通テストでの目標得点に対する達成度を定期的にチェックし、弱点分野の補強を計画的に行います。また、個別試験の評価基準も考慮し、総合的な得点管理を行うことが重要です。

 最終調整のポイント

直前期の調整では、体調管理を最優先します。過度な学習は避け、これまでの努力を最大限に活かせるコンディションづくりを心がけます。また、出願書類の最終確認、試験会場の下見なども忘れずに行います。本番では、時間配分を意識しつつ、確実に得点できる問題から解いていくなど、これまでの練習の成果を発揮できるよう心がけます。共通テスト利用型の選抜は、計画的な準備と戦略的なアプローチが合格への鍵となります。​​​​​​​​​​​​​​​​

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