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【奨学金とは?】奨学金の全知識:種類・申込方法から返済まで徹底解説

目次

1. 奨学金制度の基本理解

奨学金制度の定義と意義

奨学金制度とは、経済的な理由で進学や修学が困難な学生に対して、学資を支給または貸与する制度です。この制度の最大の意義は、家庭の経済状況に関わらず、意欲と能力のある学生に教育機会を提供することにあります。近年では、教育の機会均等を実現する重要な社会インフラとして、その役割がますます重要になっています。給付型や貸与型など、様々な形態で支援を提供し、将来の社会を担う人材の育成に貢献しています。

利用状況の最新データ(何人に1人が利用しているか)

最新の統計によると、大学生の約2.7人に1人が何らかの奨学金を利用しています。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金だけでも、2023年度には約133万人が利用しており、年々増加傾向にあります。特に、給付型奨学金の導入以降、利用者層が広がっています。大学院生では約3割、専門学校生では約4割が奨学金を活用しており、高等教育における重要な経済支援となっています。

奨学金が必要な理由:教育費の実態

日本の高等教育における学費は年々上昇傾向にあり、4年制私立大学の場合、入学から卒業までの総額が平均で約450万円に達します。これに加えて、住居費や生活費を含めると、4年間で600万円以上の費用が必要となるケースも少なくありません。一方で、世帯所得が伸び悩む中、教育費の捻出が家計を圧迫する大きな要因となっています。このような状況下で、奨学金は多くの学生にとって進学を実現するための重要な選択肢となっているのです。

2. 奨学金の種類と特徴

給付型奨学金の詳細(返済不要の制度)

給付型奨学金は、返済の必要がない支援制度です。主に日本学生支援機構が実施する給付型奨学金では、世帯収入や学業成績に応じて月額2〜7万円程度が支給されます。特に2020年4月からスタートした「高等教育の修学支援新制度」では、住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯の学生が対象となり、授業料等の減免と給付型奨学金の支給を同時に受けることができます。給付額は、世帯の所得によって3段階に分かれており、自宅・自宅外通学の別でも金額が異なります。

貸与型奨学金の仕組み(第一種・第二種)

貸与型奨学金は、第一種(無利子)と第二種(有利子)の2種類があります。第一種奨学金は、特に優れた学生で経済的支援を必要とする者に貸与される無利子の奨学金で、月額2〜6.4万円程度です。一方、第二種奨学金は、より幅広い層の学生に貸与される有利子の奨学金で、月額2〜12万円の中から選択できます。第二種の利率は固定型と変動型から選べ、上限年3%に設定されています。両者とも卒業後の返還が必要ですが、返還方式は所得連動型返還方式と定額返還方式から選択可能です。

新制度「高等教育の修学支援制度」について

高等教育の修学支援新制度は、2020年4月から始まった新しい支援制度です。授業料等の減免と給付型奨学金の支給を組み合わせた手厚い支援を行います。住民税非課税世帯及びそれに準ずる世帯の学生が対象で、年収目安約380万円未満の世帯までが支援対象となります。支援額は世帯の所得に応じて3段階あり、最大で年間約70万円の支援を受けることが可能です。ただし、支援を受けるには、高校での成績が一定水準以上であることや、大学等での学修意欲が確認できることなどの要件を満たす必要があります。

特殊な奨学金制度(留学向け、専門分野特化型)

専門分野に特化した奨学金や留学向けの奨学金も多数存在します。例えば、医療系の学生向けには、将来地域医療に従事することを条件とした返還免除型の奨学金があります。留学向けには、JASSOの海外留学支援制度や、民間財団による留学生支援プログラムがあります。また、特定の研究分野に特化した大学院生向け奨学金や、特定の地域での就職を条件とする地域貢献型の奨学金なども提供されています。これらの特殊な奨学金は、一般的な奨学金と比べて競争率が低いケースもあり、積極的な活用が推奨されます。

3. 主要な奨学金提供機関

日本学生支援機構(JASSO)の制度詳説

日本学生支援機構(JASSO)は、日本最大の奨学金提供機関です。給付型奨学金、第一種奨学金(無利子)、第二種奨学金(有利子)の3種類の奨学金制度を運営しています。特に重要なのは、予約採用制度があることで、高校3年生の時点で奨学金の予約が可能です。また、緊急採用・応急採用制度も設けており、家計の急変にも対応できる体制を整えています。JASSOの奨学金は、他の奨学金と比べて採用人数が多く、最も一般的な奨学金制度として広く活用されています。

地方自治体による奨学金制度

各都道府県や市区町村が独自に実施する奨学金制度があります。これらは地域の特性や需要に応じた制度設計がなされており、地元での就職を条件に返還を免除する制度なども多く見られます。例えば、医師不足地域での勤務を条件とする医学生向け奨学金や、過疎地域の人材確保を目的とした奨学金などがあります。地方自治体の奨学金は、比較的競争率が低く、地域に密着した支援を受けられる特徴があります。

大学独自の奨学金プログラム

多くの大学が独自の奨学金制度を設けています。成績優秀者向けの給付型奨学金や、特定の学部・研究科の学生を対象とした専門分野別奨学金、経済的困窮者向けの緊急支援奨学金などが一般的です。これらの制度は、各大学の建学の精神や教育方針に基づいて設計されており、他の奨学金と組み合わせて利用することも可能です。特に私立大学では、独自の充実した奨学金制度を設けているケースが多く見られます。

民間団体・企業による奨学金

企業や財団などの民間団体が提供する奨学金は、その多くが給付型で、返済の必要がありません。特定の研究分野や資格取得を目指す学生、特定の地域出身者などを対象としたものが多く、支給額も比較的高額な場合があります。ただし、募集人数が少なく、競争率が高いのが特徴です。近年では、企業が社会貢献の一環として奨学金制度を設ける例も増えており、将来の採用につなげる戦略的な制度設計も見られます。

4. 奨学金の申込から採用まで

申込時期と種類(予約採用・在学採用)

奨学金の申込には、高校在学中に行う「予約採用」と、大学入学後に行う「在学採用」の2種類があります。予約採用は、進学前に奨学金の利用が確定するため、進学の計画を立てやすい利点があります。申込時期は、予約採用が高校3年生の春(4〜7月頃)、在学採用は毎年春(4〜5月頃)が一般的です。特に予約採用は、入学金等の準備に間に合うため、経済的な見通しを立てやすく、多くの学生に推奨されています。

必要書類と準備のポイント

奨学金の申込には、様々な書類の準備が必要です。主な必要書類には、家計支持者の所得証明書、住民票、学力証明書(成績証明書)などがあります。特に重要なのは収入に関する書類で、源泉徴収票や確定申告書の写しなどが求められます。書類の取得には時間がかかることもあるため、早めの準備が推奨されます。また、マイナンバーの提出が必要な場合もあり、事前に家族で準備を進めることが重要です。

選考基準と審査のポイント

奨学金の選考は、主に「学力基準」と「家計基準」の2つの観点から行われます。学力基準は、高校での評定平均値や大学での成績(GPA)が基準となり、家計基準は、世帯の年間所得や家族構成などが考慮されます。特に給付型奨学金は、より厳格な基準が設けられています。審査では、提出書類の正確性や完全性も重要な要素となるため、記入漏れや誤記がないよう、慎重な確認が必要です。

よくある不採用理由と対策

不採用となる主な理由には、学力基準や家計基準の未達成、提出書類の不備などがあります。対策としては、まず成績の維持・向上に努めることが重要です。また、家計基準については、世帯の実情を正確に伝えられる資料の準備が必要です。書類不備による不採用を避けるため、提出前のダブルチェックや、期限に余裕を持った申請が推奨されます。不採用となった場合でも、次回の申請に向けた改善点を明確にし、準備を進めることが重要です。

5. 奨学金の賢い活用方法

複数の奨学金の組み合わせ戦略

奨学金は、制度によって併用が可能な場合が多いため、複数の奨学金を組み合わせることで、より充実した支援を受けることができます。例えば、JASSOの給付型奨学金と地方自治体の奨学金を組み合わせたり、大学独自の奨学金と民間団体の奨学金を併用したりすることが可能です。ただし、併用に制限がある場合もあるため、事前に各制度の規定を確認することが重要です。効果的な組み合わせにより、学費と生活費の両方をカバーする戦略的な活用が可能となります。

必要額の正確な見積り方

奨学金の申請前に、学費や生活費を含めた必要経費の正確な見積りを行うことが重要です。学費には、授業料の他に、入学金、施設設備費、実習費などが含まれます。生活費については、住居費、食費、通学費、教材費などを詳細に計算します。また、長期的な視点で、卒業後の返済計画も考慮に入れる必要があります。過剰な借り入れを避けるため、アルバイト収入なども含めた総合的な資金計画を立てることが推奨されます。

在学中の成績維持と継続条件

奨学金の継続には、一定の学業成績の維持が求められます。一般的に、GPAが一定基準以上であることや、必要単位数の取得が条件となります。特に給付型奨学金は、より厳格な成績基準が設けられていることが多いです。また、定期的な適格認定があり、学業成績だけでなく、出席状況や学習態度なども評価の対象となります。継続条件を満たせない場合、奨学金の打ち切りや返還請求となる可能性もあるため、計画的な学習管理が重要です。

奨学金の使途と管理方法

奨学金は主に学費と生活費に充てられますが、その使途を適切に管理することが重要です。まず、学費分は確実に確保し、残りを生活費として計画的に使用します。月々の収支を記録し、不必要な支出を抑える習慣をつけることが推奨されます。また、奨学金の振込日や金額を把握し、計画的な資金管理を行うことが重要です。特に、複数の奨学金を受給している場合は、それぞれの使途を明確にし、適切な管理を心がける必要があります。

6. 返済に関する重要知識

返済方式の種類と選び方

奨学金の返済方式には、主に「定額返還方式」と「所得連動返還方式」があります。定額返還方式は、毎月の返済額が一定で、計画が立てやすい特徴があります。一方、所得連動返還方式は、年収に応じて返済額が変動し、収入が少ない時期の負担を軽減できます。選択の際は、将来の職業や収入見込み、生活設計などを考慮することが重要です。特に第一種奨学金(無利子)では両方の方式から選択できるため、自身の状況に合わせた適切な選択が必要です。

月々の返済額シミュレーション

返済額は、借入総額、返済期間、金利などによって異なります。例えば、総額300万円を20年で返済する場合、月々の返済額は約15,000円程度となります。ただし、これは第一種(無利子)の場合で、第二種(有利子)の場合は金利分が上乗せされます。JASSOのウェブサイトには返済シミュレーターが用意されており、様々なパターンでの試算が可能です。将来の返済負担を具体的にイメージし、適切な借入額を決定することが重要です。

返済困難時の対応制度

返済が困難になった場合のために、様々な救済制度が用意されています。主な制度には、「減額返還制度」と「返還期限猶予制度」があります。減額返還制度は、一定期間、返済額を減額できる制度で、収入が著しく減少した場合などに利用できます。返還期限猶予制度は、失業や病気などの理由で返済が困難な場合に、返済を一時的に停止できる制度です。これらの制度を利用する際は、早めに相談することが重要です。

返還免除制度の活用法

特定の条件を満たすことで、奨学金の返還が免除される制度があります。例えば、大学院の第一種奨学金では、特に優れた業績を上げた場合に、全額または半額の返還が免除されることがあります。また、教員や医師として特定の地域で一定期間勤務することを条件に返還が免除される制度もあります。特に、地方自治体の奨学金では、地域への定住や地元企業への就職を条件とした返還免除制度が充実しています。これらの制度を活用するためには、在学中から情報収集を行い、必要な要件を確認しておくことが重要です。

7. 最新の支援制度とトレンド

企業の奨学金返済支援制度

近年、従業員の奨学金返済を支援する企業が増加しています。この制度では、毎月の返済額の一部または全額を企業が負担します。支援額は企業によって異なりますが、月額2万円程度の支援が一般的です。特に、優秀な人材の確保や若手社員の定着率向上を目的として導入する企業が増えています。制度を利用する際は、支援条件や継続要件を確認し、長期的なキャリアプランを考慮することが重要です。

地方創生枠の活用方法

地方創生枠は、地方自治体と連携した奨学金制度で、地域の担い手となる人材の育成を目的としています。この制度では、地元企業への就職や一定期間の地域居住を条件に、奨学金の返還支援を受けることができます。支援額や条件は自治体によって異なりますが、最大で返還総額の全額が支援される場合もあります。活用にあたっては、早めに希望する地域の制度を調査し、就職先の選択肢も含めて検討することが推奨されます。

職種別の特別支援制度

特定の職種に就く人材を確保するための特別支援制度が充実しています。例えば、看護師、介護福祉士、教員などの資格取得を目指す学生向けの制度があり、一定期間の就業を条件に返還が免除されます。また、医師や薬剤師など、地域医療に従事する専門職向けの支援制度も多く設けられています。これらの制度は、キャリアプランと密接に関連するため、将来の進路を見据えた活用が重要です。

新設された支援制度の解説

2024年度からは、新たな教育支援制度が導入されています。特に、高等教育の修学支援新制度の対象範囲が拡大され、より多くの学生が支援を受けられるようになりました。また、デジタル人材育成を目的とした新しい給付型奨学金や、グローバル人材育成のための留学支援制度なども新設されています。これらの新制度は、社会のニーズや政策の変更に応じて随時更新されるため、最新情報のチェックが欠かせません。

8. Q&A:よくある疑問と回答

申込前の疑問解消

Q:奨学金はいつから申し込めますか?

A:予約採用の場合、高校3年生の春(4〜7月頃)から申し込みが可能です。在学採用は、大学入学後の春(4〜5月頃)が一般的な申込時期となります。

Q:複数の奨学金を同時に利用することはできますか?

A:基本的に可能です。ただし、給付型奨学金など、一部の制度では併用制限がある場合があります。事前に各奨学金の規定を確認することをお勧めします。

Q:奨学金の選考基準はどのようなものですか?

A:主に学力基準と家計基準があります。学力基準は高校での評定平均値や大学でのGPA、家計基準は世帯の年間所得などが判断材料となります。

利用中のトラブル対処

Q:成績が下がった場合、奨学金は打ち切られますか?

A:警告や指導を受ける場合がありますが、すぐに打ち切りとはなりません。ただし、改善が見られない場合は、廃止となる可能性があります。

Q:休学する場合はどうすればよいですか?

A:必ず事前に奨学金窓口に相談し、休学届の提出が必要です。休学中は奨学金の支給が停止されますが、復学後に再開することが可能です。

Q:家計が急変した場合の対応はありますか?

A:緊急・応急採用制度があります。また、既に利用中の場合は、支給額の変更申請が可能な場合があります。早めに相談することをお勧めします。

返済に関する不安解消

Q:返済額はどのくらいになりますか?

A:借入総額や返済期間によって異なります。例えば、総額300万円を20年で返済する場合、月々約15,000円程度となります。ただし、有利子の場合は金利が上乗せされます。

Q:返済が困難になった場合はどうすればよいですか?

A:減額返還制度や返還期限猶予制度があります。収入が少ない場合や失業した場合などに利用できます。早めに相談することが重要です。

Q:返済の免除制度はありますか?

A:特定の条件(大学院での優れた業績や、教員・医師として特定地域での勤務など)を満たすことで、返還が免除される制度があります。

特殊なケースへの対応

Q:留学する場合、奨学金はどうなりますか?

A:留学先が正規の留学として認められれば、奨学金を継続して受けられる場合があります。ただし、事前の手続きが必要です。

Q:転学・編入学の場合はどうすればよいですか?

A:奨学金の継続には手続きが必要です。転学・編入学先の学校で、改めて奨学金の継続申請を行う必要があります。

Q:就職後に企業の奨学金返済支援制度を利用できますか?

A:企業によって制度は異なりますが、多くの場合、入社後に申請することで利用可能です。支援額や条件は企業ごとに確認が必要です。

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